ピラミッドコンサルティングによる問題解決

問題解決とは

アトオスは、問題解決を重視しています。なぜなら、コンサルティングにとって最大かつの重要な商品を作り出すのが問題解決だからです。脳外科医にとってMRI、かき氷屋にとってかき氷を作る機械と同じです。あなたが、専門コンサルとして仕事をする場合、問題解決のスキルがあるかないかでできるコンサルか、そうでないコンサルかが分かります。しかも、後から身につけることが可能なのも問題解決のスキルなのです。ですからしっかりとこの動画を見て身につけていただきたいと思います。

問題とは

以前、日本は品質管理つまりQCでモノづくりの品質を上げてきました。したがって、QC文化というものが根強いのです。米国は、コンサルティングが発展し、マッキンゼーやボストンコンサルティングという大手が様々な企業の支援を行っています。その過程で様々なツールが考えられ、その一つが問題解決なのです。ですから、問題解決という定義一つだけでも様々な考え方があります。

ココでは日本流と米国流の考えの良いところを含めて説明させていただきます。

問題は分解する

どんな問題でもややもすると複雑になりがちです。すぐ答えの出る問題であれば、わざわざ問題と定義する必要もありません。そのような複雑に絡み合った問題は、基本的には細かく分解することで、扱いやすいものへと変化させるのです。ですから、頭の中で問題を分解させず、紙やソフトを使い問題を頭の外に出し、個々を客観的な視点で考えながら行う必要があります。

問題が明らかにならない4つ

問題の定義は、目的と現状のギャップが問題です。困っていることや、思い通りにならないことなどです。目的とはあるべき姿や願望です。現状とは言葉通り現在の状態です。この二つを比較し、一致していれば問題はありません。何らかの差がある場合には問題が生じていると考えます。そしてさらに問題の分解していくと原因が現れてきます。

しかし、この4つも時にははっきりとせずに曖昧になっている場合があります。

目的がはっきりしていない

何らかの問題を感じているもののあるべき姿や要望がはっきりしていない場合です。例えば思い通りにならずイライラしているという問題があるとしても。あるべき姿は、趣味を思い通りに行いたいのか、仕事を思い通りに行いたいのかで、その後の展開が変わってきてしまいます。

ですから、目的をはっきりさせることは重要です。

現状が見えない

現状が見えていないというのは、目標と対比する現在の状態の事実が見えていないということです。例えば現場を見ていないマネジャーが、現場の問題を解決しようとしたり、現場を知らない人が仮説で現状を想像したりする場合に陥りやすい状況です。対策としては現場を良く知る人に県がの状況を教えてもらうことです。

原因が特定できていない

問題を分解すると様々な要因(問題点)に分かれます。ここでは原因とは要因の中で問題を解決する重みが高いもののことをいいます。この点も、様々な考えがあるのでここではこういう理解をしてください。

対策が見つからない

目的、現状、原因が分かっても対策が見つからない場合があります。多くの場合は目的、現状、原因が分かれば対策が打てるはずですが、何らかの原因で手を打てない場合があります。半導体があれば製品が作れるが、需要が多く手に入らないなどがこれに当てはまるでしょう。

これらの4つのことが分からないと問題解決に至りません。したがって、あなたが問題解決をするときにスムースに進めない時はこのことを思い出してチェックしてみてください。

心によって問題の見え方が違う

あなたが問題だと感じても他人が同じように問題と感じない場合があります。代表的なのは次の3つです。

知覚の問題

知覚とは人が感じる感覚です。つぼに見えたり人の顔に見えたりするだまし絵をご覧になった方もいるでしょう。最初につぼと思ってしまうとつぼにしか見えませんが、人の顔に見えたと思ったら今度は同じ絵なのに人の顔としか見えない状態のことです。

夫婦で同じ部屋で寝ていたとしてエアコンの温度が旦那さんは熱いと感じているのに奥さんは寒いと感じたりするのも近くの問題です。ですから、自分が感じている問題を他の人にも確認することも重要です。

感情の問題

人の感情によっても問題の捉え方が変わってきます。感情は間違いることに対する恐れを持っています。時には当事者が問題を起こしていないと主張する場合には、間違いを認めたくないという気持ちが問題解決の障害になる場合があります。その場合は、当事者と問題を切り離して問題の責任を追及しない代わりに協力してもらうなどの代案の提示が必要になります。

知識の問題

知っている知らないも問題解決に影響を与えます。以前エイズが性交渉なしに移ると信じられていたり、学説が変わって最初の頃と違う常識が広まったりするのも知識の問題と言えます。

また、文化や環境の違いも常識に大きな影響を与えます。

捉え方によって問題が違う

人の問題の捉え方は、知覚、感情、知識だけで違いのではありません。目的、立場、時間、範囲の違いによっても捉え方が変わってきます。

目的の違いは、目的が明らかにならないだけではなく人によって目的が違うと問題の捉え方が変わってきます。立場が違えば問題の捉え方が違ってきます、経営者と、管理者、一般社員が問題意識が違うのは立場の違いによるものが大きいのです。時間軸の違いでも問題の捉え方が違ってきます。1年を長いと感じるか短いと感じるかは共通ではないのです。範囲の違いも全社的の問題か個人的な問題は共通ではありません。

実は問題がしっかり明らかになったら答えが出たも同じ

問題が複雑だとすぐに分解することに意識を向けがちです。しかし、問題をきちんと明らかにしてからでないと、間違った方向に解決策を求めたり、途中で問題の違いに気づいてやり直すなど、不都合を生じかねません。