比因人常為兵による原因分析法
大分流比因人は大分流と比因人二つに分けることができます。大分流は発想を広げるときに用いやすく、比因人はまとめるときや原因分析に用いやすい。
同じように常為兵感驚楽も常為兵と感驚楽に分けることができます。常為兵はまとめるときや原因分析用いやすく、感驚楽は発想を広げるときに用いやすい。
お互いが陰陽、つまり陰日向で結びついているのです。ですから、大分流比因人と常為兵感驚楽の陰と日向を合わせることで大きな効果を生み出すことが可能になるのです。
発想を広げるときには大分流感驚楽で発想し、比因人常為兵で原因分析していくことができます。
大分流比因人と常為兵感驚楽については別のところで説明していますのでそこを参照してください。
今回は比因人常為兵の説明をします。それでは説明に入ります。
比因人無為兵のサブカテゴリーと展開
大分流比因人と常為兵感驚楽にはサブカテゴリーがあります。それぞれを説明していきます。
比
比のサブカテゴリーは「大比」「分比」「流比」「時比」です。大比では「大小比」で原因を探っていきます。目的の大小関係は適切であったかを問うていきます。「大」には「積小為大」という考え方があります。最終目標へのスモールステップの目標設定は適切であったかを問うことです。実行内容がその問いと異なっていたのならば修正して再度実行に移していきます。
分比は「重漏比」で原因を探っていきます。「分」の構造が重なっていなかったか、漏れていなかったかを問うていきます。重なっていなかったよりも漏れていなかったかは重要です。漏れていると見落としがあるからです。
流比は「前後比」で原因を探ります。前後比とは過程の前後関係は適切であるかを問うていきます。その際、それぞれの要素は適切であったか、前後の関係は適切でinput,outputのバランスに問題はなかったか、より良いものに変更していくために変更は必要かを問うていきます。
時比は大分流にない要素であります「過去未来比」で問うていきます。原因には過去の原因、現在の原因、そして未来の原因があります。原因は過去にあると考えがちですが、将来に向けて発想した際に構想途中で上手く辻褄が合わないことはまだ未来の中に原因があるからです。
因
因のサブカテゴリーは「自因分析」「他因分析」「作分析」「縁分析」「心場分析」「事場分析」「心場展開」「事場展開」を順に原因分析していきます。詳細は「因果心事」で説明しておりますのでここでは省略いたします。
人
人のサブカテゴリーは「相」「心」「体」「技」です。相は「四態」の考え方で相手の態度に対する見極めは適切であったか、対処は適切であったかを問うていきます。詳細は四態を参照してください。
心、体、技は座法、息法、心法で原因を探っていきます。心、体、技三つはそれぞれ別々に原因分析をしても意味はありません。心、体、技はそれぞれが関係しあっています。
常
常のサブカテゴリーは「人忘」「己忘」「時忘」「理忘」です。人忘は人を忘れていなかったかなどを問います。己忘は忘我することはなかったか。時忘は時などを忘れることはなかったか。理忘はことわりを忘れることはなかったかを問うていきます。
為
為のサブカテゴリーは「疑過」「流過」「執過」「考過」です。疑過は疑い過ぎていなかったかを問います。流過は流れ過ぎてはいなかったか。執過は執着し過ぎていなかったか。考過は考え過ぎていなかったかを問います。
兵
兵のサブカテゴリーは「金過」「時過」「技過」「物過」です。金過は資金を使い過ぎていないかを問います。時過は時間を使い過ぎていないか。技過は技を使い過ぎて小手先になっていないか。物過は物を使い過ぎていないかまたはツールに頼りすぎていないかを問います。
原因分析する方法はやはり曼荼羅チャート
原因分析する場合も曼荼羅チャートを使って整理していくことをお勧めします。今回の場合、「比」は卍字チャート、「因」はのの字チャート、「人」はいくつかの組み合わせ、「常為兵」については十字もしくは卍字チャートが整理しやすいのではないかと思います。
最後に
原因分析をするために比因人常為兵のすべての要素を使う必要はありません。原因分析する内容に合わせて要素を使っていけば良いのです。
因果心事による問題解決で原因分析していくことも可能ですが、全体を見直す時などは因果心事も入っていいるこの法が適切です。
是非試してみて不明な点は問合せください。